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浮気調査コラム
【調査事例】マレーシア|相手の自宅への出入りを10日間で押さえた(調査員4名・160万円)
2026.09.08
【調査事例】マレーシア|相手の自宅への出入りを10日間で押さえた(調査員4名・160万円)
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マレーシアでお受けした浮気調査の事例です。調査員4名、10日間、費用は160万円。押さえたのは、対象者がお相手の自宅に出入りしている場面でした。
この案件でいちばん難しかったのは、証拠の舞台がホテルではなく「お相手の自宅」だったことです。そしてマレーシアの住まいの造りが、そのまま調査の組み方を決めました。なぜ4名なのか、なぜ10日かかったのか。順を追ってご説明します。
この案件の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査エリア | マレーシア |
| 調査員の人数 | 4名 |
| 調査日数 | 10日間 |
| 費用 | 160万円 |
| 押さえた証拠 | 対象者がお相手の自宅に出入りする場面(複数回)/二人が一緒にいる場面 |
| そのあと | 話し合いのうえ、取り決めを公正証書に |
ホテルではなく、お相手の自宅でした
浮気調査で押さえる場面は、多くの場合ホテルです。二人で入る。しばらく出てこない。出てくる。この3つが揃えば、それが何を意味するかは説明を要しません。
今回は違いました。対象者が向かったのは、お相手が住んでいる建物でした。
自宅は、ホテルほど分かりやすくありません。「友人の家に立ち寄っただけだ」と言われる余地が残ります。ですから自宅への出入りを証拠にするときは、ホテルのとき以上に材料が要ります。
- 入った時刻と、出た時刻(=どれだけの時間そこにいたか)
- その滞在が深夜から翌朝にまたがっているかどうか
- それが一度きりではないこと
この3つを揃えるために、日数が必要になりました。10日間という長さは、この案件の性格から出てきた数字です。
マレーシアの住まいの造りが、調査の設計を決めます
この案件で効いたのは、次の3つでした。いずれもマレーシアという土地の条件です。
① ガードハウスの内側は、外から見えません
マレーシアの集合住宅には、敷地の入口にガードハウスがあることが珍しくありません。車も人もそこで一度止められます。入居者以外は敷地に入れませんし、車の出入りは記録されます。
今回のお相手の住まいも、その造りでした。
つまり、いったん敷地の中に入ってしまえば、そこから先は外からいっさい見えません。建物のエントランスも、エレベーターホールも、何階のどの部屋なのかも分からない。
私たちが押さえられるのは、ゲートを通る、その瞬間だけです。ここを外せば、その日は何も残りません。
逆に言えば、設計はここに集約されます。敷地の外で、車がゲートに入る場面と、出てくる場面。この2点を確実に取る。建物の中に入ることを前提にした調査は、最初から組みません。敷地内へ勝手に立ち入れば、そこで止められて終わりです。その日の調査が終わるだけでなく、対象者に警戒され、それ以降の調査もできなくなります。
そのうえで、正規の手順を踏まなければ動けない場面もあります。当事務所には現地の公的機関での勤務経験を持つスタッフが在籍しており、必要に応じて現地の関係機関と正規の手順でやり取りをしたうえで進めます。
② 車社会であることが、そのまま追跡の条件になります
マレーシアは車で動く国です。対象者も車でした。
車の追跡には、徒歩とは別の難しさがあります。信号ひとつで切れます。合流や分岐で見失います。そして後ろに同じ車が長く付いていれば、いずれ気づかれます。
ですから車は1台では組みません。前後を入れ替えながら追う形にします。今回、調査員が4名だった理由のひとつがここです。
③ 一歩離れると、張れる場所が変わります
整備された地区のすぐ近くに、夜間の立ち入りに注意が要る場所があります。同じ街の中で、通りひとつ隔てると環境が変わる。マレーシアではこれが起こります。
これは張り込みの位置に直接効きます。「ここに停めれば見える」という場所が、時間帯によっては使えない。夜が更けるほど、選べる場所が減っていきます。
調査員の安全も守らなければなりません。無理をして何かあれば、その時点で調査は止まります。依頼者にとっても、それが最悪の結果です。
だからこの地域は、現地の調査員が動きます。どの通りが何時まで大丈夫なのかは、そこで暮らしている人間にしか分かりません。日本から来た人間の土地勘では判断できない部分です。
なぜ調査員4名だったのか
4名という人数は、次の3つから決まりました。
- 車の追跡は1台では続かない。1台で追い続ければ、必ず気づかれます。2台で前後を入れ替える形が最低ラインです
- ゲートの前に長く停めていられない。入居者以外の車が同じ場所に停まっていれば目立ちます。位置を変え、人を替えながら見る必要があります
- 対象者側とお相手側、両方に人が要る日がある。どちらから動くかが読めない日は、二手に分かれます
4名は、隠れるための人数ではありません。交代するための人数です。同じ人間が同じ場所に居続けないための構成であって、人数を増やせば見つかりにくくなるという話ではありません。
体制は、日本側で指揮を執り、現地の調査員が動く形です。前の項目で書いたとおり、どの通りが何時まで安全かという判断は現地の人間にしかできません。逆に、いつ・何を・どう押さえるかという設計は日本側で決めます。
なぜ10日間かかったのか
「相手の住まいが分かっているなら、すぐ終わるのでは」と思われるかもしれません。実際は逆でした。相手の自宅が舞台のときほど、日数が要ります。
理由は、1回では足りないからです。
| 押さえたもの | 1回だけの場合 | 複数回ある場合 |
|---|---|---|
| 敷地に入る場面 | 「立ち寄っただけ」と説明できてしまう | 説明が難しくなる |
| 深夜から翌朝までの滞在 | 一度なら「飲みすぎて泊めてもらった」 | 繰り返しであれば、関係が推定される |
| 同じ相手・同じ住まい | — | 特定の相手との継続した関係として示せる |
ホテルであれば、二人で入って出てくる場面が一度あれば、それだけで意味が通ります。自宅はそうなりません。回数と滞在時間で積み上げるしかない。だから10日でした。
もうひとつ、日数を押し上げた要素があります。動く曜日の傾向が、依頼の時点で固まっていなかったことです。
| 依頼の時点で分かっていること | 必要になる日数の目安 |
|---|---|
| 曜日・時間帯・行き先まで見当がついている | 短く組める(当事務所の別の事例では初日で証拠が出ています) |
| 「最近帰りが遅い」だけ | 傾向をつかむところから始まるため、日数が要る |
| 相手の住まいが分かっている | 短くならない。回数を積む必要があるため、むしろ長くなる |
この表は、費用のご相談をいただいたときにいつもお伝えしていることでもあります。ご依頼者が持っている情報の量が、そのまま日数と費用を決めます。
押さえた証拠
報告書に収めたのは、次のものです。
- 対象者がお相手の住まいの敷地に入る場面
- 出てくる場面と、その間に経過した時間
- それが一度ではなかったこと(複数回分)
- 二人が一緒にいる場面
撮っていないものもあります。建物の内部、部屋の中の様子は撮っていません。撮れませんし、撮る方法を取るべきでもありません。
浮気調査で必要なのは、二人が一定の時間、同じ場所で過ごしたという事実が第三者から見て分かる形になっていることです。中で何が起きたかを撮る必要はありませんし、そこに踏み込もうとした瞬間、調査そのものが成立しなくなります。
費用は160万円でした
4名で10日間、160万円です。この数字が何で決まっているのかを、他の事例と並べてみます。
| 事例 | 調査員 | 日数 | 費用 |
|---|---|---|---|
| シラチャ(タイ) | 4名 | 4日間+保障1日 | 120万円 |
| バンコク(タイ) | 5名 | 15日間 | 240万円 |
| マレーシア(本件) | 4名 | 10日間 | 160万円 |
国が違えば金額が変わる、という話ではありません。金額を決めているのは、対象者の生活の形と、証拠が成立するまでに必要な回数です。
シラチャの案件は、遅くなる曜日と時間帯が事前に分かっていたため短く組めました。バンコクの案件は、運転手つきの車と、自宅がホテルであることと、お相手の生活時間が逆であることが重なり、15日を要しました。今回のマレーシアは、その中間です。
海外調査の費用の考え方は マレーシアの浮気調査の費用相場 にまとめています。
そのあと|取り決めを公正証書にされました
ご依頼者は報告書をもとに話し合いをされ、その結果を公正証書という形で残されました。
公正証書にしておくと、口約束と違って「そんなことは言っていない」が後から起きにくくなります。取り決めた内容によっては、支払いが滞ったときの手続きに進みやすい形にもできます。具体的にどう作るか、どこまで書けるかは内容によって変わりますので、弁護士や公証役場にご確認ください。
ここでお伝えしたいのは、証拠は、別れるためだけのものではないということです。
話し合いに証拠がなければ、前提の置き方から揉めます。「そんな事実はない」から始まる話し合いは、条件の話に進みません。証拠があると、事実の上で話ができます。その先で別れるのか、続けるのか、どういう約束をするのか。それを決めるのはご依頼者です。
同じことを 調査事例の一覧 でも書いています。証拠を取った方が全員離婚されているわけではありません。
マレーシアで同じ状況にある方へ
この事例からお伝えできることを、3つにまとめます。
① 相手の住まいが分かっていても、短くはなりません
むしろ長くなります。自宅への出入りは、回数を積まなければ意味を持たないからです。「場所が分かっているのだから1日で済むのでは」というご相談をよくいただきますが、逆です。
② ゲートのある住まいは、外から押さえる設計になります
敷地の中に入る調査は組みません。組めませんし、組んではいけません。ですからゲートを通る瞬間を確実に取るための人数と時間が必要になります。
③ 何曜日に遅いかだけでも分かれば、日数は縮みます
ご相談の前に、思い出せる範囲でけっこうですので、遅くなった日を書き出してみてください。曜日に偏りがあるかどうかだけでも、組み方が変わります。
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監修:山内 和也(探偵業務取扱責任者)/ファミリー調査事務所
東京都公安委員会 探偵業届出 第30210283号。探偵調査歴20年以上。国内外の潜入調査、信用に関する調査、男女間トラブルの解決に携わってきました。浮気・不倫調査では、証拠の収集から弁護士との連携、調査報告書の作成まで一貫して対応しています。