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浮気調査コラム
浮気調査に成功報酬型はありません|あるのは保証です。その違いを説明します
2026.09.01
浮気調査に成功報酬型はありません|あるのは保証です。その違いを説明します
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監修:山内 和也(探偵業務取扱責任者)/ファミリー調査事務所
東京都公安委員会 探偵業届出 第30210283号。探偵調査歴20年以上。国内外の潜入調査、信用に関する調査、男女間トラブルの解決に携わってきました。浮気・不倫調査では、証拠の収集から弁護士との連携、調査報告書の作成まで一貫して対応しています。
「浮気調査 成功報酬」で調べてこられた方だと思います。
成功したときだけ払えばいい。見つからなければお金はかからない。そう聞こえますし、そう書かれている広告もあります。
先に結論を書きます。当事務所に、成功報酬型の浮気調査はありません。
掲げていないのには理由があります。その理由と、代わりに何があるのかを書きます。読んでいただければ、他の事務所の成功報酬プランを見るときの判断材料にもなると思います。
なぜ成功報酬を掲げないのか
ひとことで言うと、浮気調査において「成功」を定義するのが難しいからです。
当事務所が「証拠が取れた」と考えるもの
定義そのものは、はっきりしています。次のいずれかが記録できたときです。
- 不貞を推認できる写真が撮れたとき
- ホテルへの出入りが確認できたとき
- 相手の自宅への出入りが確認できたとき
- それらに準ずる行為・振る舞いが記録できたとき
3つ目を含めているのには、実務上の理由があります。
ホテルの出入りだけを成功とした場合、相手の家に上がるタイプの関係は、いつまでも「不成功」のままになります。ホテルを使わない人はいます。その場合、依頼者は何度お金を払っても成功にたどり着けません。
では、なぜ定義があるのに掲げないのか
定義を書けることと、「成功したときだけ請求する」という契約形態にすることは、別の話だからです。
成功報酬という形にすると、事務所の側にこういう力学が働きます。
- 成功しなかったときに回収できないので、成功したときの金額を高く設定する必要がある
- 不成功のリスクが高い案件は、そもそも受けにくくなる
- 「これは成功か、不成功か」の判断で、依頼者と事務所の利害が正面から対立する
私たちの仕事は、確実に証拠を集めることです。成功したかどうかで請求額が変わる仕組みにすると、その一点に判断が引っぱられます。だから、この形をとっていません。
成功報酬をうたう広告を見たときに、確認してほしいこと
他の事務所を否定するつもりはありません。ただ、契約する前に確認していただきたいことがあります。
| 確認すること | なぜ大事か |
|---|---|
| 何をもって「成功」とするのか | ここが書面にないまま契約すると、判断が事務所側に委ねられます |
| 着手金はいくらか | 「成功報酬」でも、着手金が必要な場合があります。無料ではありません |
| 不成功だった場合、いくら払うことになるのか | ゼロとは限りません。実費が請求される場合があります |
| 成功した場合、総額はいくらになるのか | 時間料金制と比べて、総額が高くなることがあります |
| 成功報酬の対象になる案件の条件 | すべての案件が対象とは限りません |
この5つに書面で答えられる事務所なら、成功報酬型でも問題ないと思います。答えが曖昧なら、契約は止めたほうがいいです。
当事務所にあるのは「持ち越し保障」です
成功報酬の代わりに用意しているのが、この仕組みです。
調査日に対象者の動きがなかった場合や、十分な証拠が得られなかった場合、使わなかった調査時間を別の日に繰り越して、再度調査します。
たとえば1週間のプランを組んで、その1週間まったく動きが確認できなかった場合。2日分を追加して調査します。
対象になるのは40万円以上のご契約です
ここは正直に書きます。20〜30万円ほどの規模では、保証をおつけするのが難しいです。
繰り越すための時間そのものが、契約の中に残っていないからです。20時間の契約で20時間使い切ってしまえば、繰り越せる分がありません。
契約したあとで「対象外でした」とお伝えするより、先に書いておくほうがいいと考えています。
保証と成功報酬は、何が違うのか
| 成功報酬型 | 持ち越し保障(当事務所) | |
|---|---|---|
| 払うタイミング | 成功したときに報酬が発生 | 契約時に確定。あとから増えない |
| 動きがなかった日 | 「不成功」として扱われることがある | 時間が残るので、別の日に使える |
| 金額の予測 | 成功するかどうかで変わる | 最初から確定している |
| 事務所側の動機 | 成功と判断できる証拠を優先しがち | 時間内に確実に集めることに集中できる |
どちらが優れている、という話ではありません。ただ、当事務所は「いくらかかるか最初に確定していること」のほうが、依頼される方にとって大事だと考えています。
それでも証拠が取れなかった場合は、どうなるのか
保証の期間を使い切っても、証拠が取れないことはあります。あると言えば嘘になります。
その場合にできることは、正直に申し上げて2つです。
- いったん止める。相手が警戒している可能性があります。数か月あけてから再開したほうが、結果的に安く済むことがあります
- 体制を変える。時間帯が違っていた、人数が足りなかった、対象が車を使っていた。何が読み違いだったかを、こちらから説明します
「もう少し続ければ取れます」と言って、契約を積み増すことはしません。取れない理由が説明できないなら、それは私たちの読み違いです。
そもそも、なぜ「成功報酬」に惹かれるのか
この言葉が刺さる理由は、はっきりしています。お金を払って何も出てこなかったら、という不安です。
疑いを抱えたまま何十万円も払う。しかも相手にバレるかもしれない。結果が出なければ、お金も、疑いを晴らす機会も失う。そう考えると、成功したときだけ払う形は合理的に見えます。
その不安は、まったく正当なものです。私たちが答えるべきなのは、その不安に対してです。
ただ、答え方は「成功したときだけ請求します」だけではありません。「動きがなかった時間は消えません」「金額は最初に確定します」「取れなかった理由は説明します」——この3つでも、同じ不安に答えられます。当事務所が選んでいるのは、こちらの答え方です。
料金を無駄にしないために、依頼者側でできること
成功報酬かどうか以前に、結果を左右するものがあります。
警戒されていない状態で調査する
これがいちばん大きいです。問い詰めた後、スマートフォンを見た後、GPSを付けた後。相手が警戒している状態からの調査は、同じ結果を出すのに倍以上かかります。
言いたいことを一度飲み込むだけで、費用が半分になることがあります。詳しくは夫の浮気の問い詰め方に書いています。
分かっている情報を持ってくる
帰宅時刻、曜日の傾向、使っている交通手段。これがあると、対象者の生活を把握する時間を丸ごと省けます。
手帳に書いてきてください。スマートフォンのメモは、見られる可能性があります。
目的を決めておく
確かめたいだけなのか、離婚まで進めるのか。必要な証拠の量が変わるので、規模も変わります。ここが決まっていないと、撮り直しになることがあります。
探偵業法の観点から、確認しておきたいこと
料金の形式にかかわらず、契約前に必ず行われるべき手続きがあります。
探偵業法により、契約の前に書面で重要事項を説明することが義務づけられています。調査の内容、期間、料金、報告の方法。これが行われない契約は、そもそも適法な手続きを踏んでいません。
成功報酬型を検討される場合は、この書面の中に「成功の定義」と「不成功だった場合の負担額」が明記されているかを確認してください。口頭の説明だけで契約しないでください。
あわせて、探偵業の届出番号が公開されているかも確認してください。当事務所は東京都公安委員会 第30210283号です。
金額の全体像は料金ページでご確認いただけます。お見積りは無料で、匿名のままでもお出しできます。
よくあるご質問
成功報酬でないと、無駄になりませんか
動きがなかった日の時間は消えません。持ち越し保障で別の日に使えます。「払ったのに何も起きなかった」という状態にはならない設計です。
保証を使うかどうかは、誰が判断しますか
こちらから提案します。動きがなかった日は報告の時点で分かるので、依頼者から申し出ていただく必要はありません。
料金はいくらからですか
20時間で約40万円からです。内訳は料金表の見方と事務所の選び方は探偵事務所をどう選ぶかに書いています。保証の対象になるのも、この規模からです。
相談の段階で、成功しそうかどうかは分かりますか
お話を伺えば、ある程度は見立てられます。「これは難しいと思います」とお伝えすることもあります。受けないほうがいい案件を受けても、お互いにいいことがありません。
保証の日数は、どのくらい追加されますか
契約の規模によります。1週間のプランであれば2日分が目安です。契約前に、どのくらい繰り越せるのかをお伝えします。
保証を使っても証拠が取れなかったら、返金はありますか
返金の制度はありません。その代わり、繰り越しで調査を続けます。返金をうたう場合、その条件が非常に厳しく設定されていることが多いので、他社を検討される際もそこを確認してください。
他社で成功報酬の契約をしたのですが、途中で不安になりました
契約書と重要事項説明書をお持ちください。成功の定義と、不成功時の負担がどう書かれているかを一緒に確認します。当事務所への切り替えを勧めるためではありません。
保証を使うかどうかの前に|規模の決め方
保証は40万円以上のご契約が対象です。では、どの規模を選べばいいのか。目的から逆算するのがいちばん確実です。
| 目的 | 規模の目安 | 保証の対象 |
|---|---|---|
| 自分が納得したい | 20時間・約40万円 | 対象になります |
| 相手と話し合いたい | 50時間・約100万円 | 対象になります |
| 離婚・慰謝料請求まで進める | 50〜80時間 | 対象になります |
20時間で約40万円なので、ほとんどのご契約が保証の対象に入ります。対象外になるのは、数時間の枠だけで組む小さな案件です。
「確かめたいだけ」の方が3時間や5時間の枠を選ばれることがあります。この場合は保証がつきません。そのかわり金額も小さくなります。どちらを選ぶかは、お話を伺ってご提案します。
成功報酬という言葉が使われる、もうひとつの場面
浮気調査以外では、成功報酬型が成立しやすい調査もあります。
たとえば人探しの調査です。「見つかったかどうか」は誰が見ても判断できるので、成功の定義で揉めません。相場は60万〜80万円ですが、成功報酬型であれば、見つからなかった場合の負担は15万円以内に収まります。
つまり、成功報酬という仕組み自体が悪いわけではありません。成功が明確に定義できる調査には向いています。浮気調査は、そこが難しいというだけです。
費用の全体像は浮気調査の費用と依頼の流れにまとめています。
料金に含まれるものと、別に請求される可能性がある項目の一覧は浮気調査で追加料金が発生するのはどんなときかにまとめています。
依頼したことが相手に伝わる経路については探偵に依頼したことは相手にバレるのかに書いています。
支払い方法と分割については浮気調査の分割払いは使えるのかに書いています。
当事務所が何をもって「証拠が取れた」とするのか——相手の自宅への出入りを含めている理由は相手の家に出入りしている|ホテルを使わない浮気の証拠に書きました。
「証拠が取れた」を当事務所が何で判断しているかは浮気調査の事例にも書いています。
調べた結果、何もなかったという事例も公開しています。【調査事例】ホテルに入る姿を確認。それでも「浮気ではありません」と報告しましたは、調査員1名・12時間・12万円でお受けし、不貞をうかがわせる行動は確認されなかった案件です。
まとめ
- 当事務所に成功報酬型の浮気調査はありません
- 理由は、浮気調査で「成功」を定義して契約に組み込むのが難しいから
- 証拠が取れたと考える基準は明記しています(不貞を推認できる写真/ホテルへの出入り/相手の自宅への出入り/それに準ずる行為)
- 代わりにあるのが持ち越し保障。動きがなかった時間は繰り越して再調査します
- 対象は40万円以上のご契約。小規模では難しいことも先にお伝えします
証拠として何が使えるのかは浮気の証拠になるもの一覧に、離婚まで見据えた場合に必要なものは離婚で有利になる浮気の証拠とはに書いています。
成功報酬という言葉を見かけたら、何をもって成功とするのかを必ず確認してください。それだけで、避けられるトラブルがあります。
